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このページの記事目次 (タグ: 入国審査 の検索結果)
昨日、「高給取り」のしきい値が変わりました(by Gov.UK)的な案内がメールで届いておりました。メールではもっとはっきりhigh-earner(=高給取り)と書いていて、笑っちゃったのですが、実際の公文書ではsenior transferees(上位職転勤者)というマイルドな表現です。微妙に書き方が違うところが、これまた笑いを誘います。
Gov.UK、Explanatory memorandum to the statement of changes in Immigration Rules: HC1078, 16 March 2017 (Print ready PDF)、Tier 2 (Intra-Company Transfer (ICT))、clause 7.18The salary threshold for senior transferees who are able to extend their total stay in the category to up to nine years is being reduced, from £155,300 to £120,000;
通算で最大9年まで滞在を延期できる上位職転勤者の給与しきい値が、(旧)£155,300から(新)£120,000へと減額されました。
最近ポンド安気味で、GBPJPY = 140ぐらいです。(旧)£155,300だと年収2,200万円弱で、(新)£120,000だと年収1,680万円ですね。(思わず遠くの空を見上げる私…)
年収がこのしきい値を越えた、転勤者の就労ビザ保持者(Tier-2 Inter-company-transfer)は、滞在を9年まで延長する申請ができるみたいです。高給取り、すなわち高額納税者は長居してよいよ!的なメッセージなところが、笑えるのですが、スマートです。
滞在が5年を越えた後にTier-2 ICTを延長する以外の方法でビザを延長する方法はあるっぽいですけど、よく知りません。
インドでは、インド人納税者は納税人口の3.8%で、節税能力が凄すぎて、税収の99%が外資系企業、外国人によって賄われているなんて言われていましたから、UKも見習っているのかな?、なんて。ちなみにインドでは、徴税対策に高額紙幣を廃止したのですが、これも驚きの執行力で爆笑なので、後で記事にするかも…
各国の徴税策は他人事なので結構面白く感じます。
申請を面倒くさがって、未だRegistered Traveller Serviceに登録しておらず、相変わらず入国の度に入国管理官とお話ししています。イギリスの入国管理官は、真面目で必ず何か聞くようにしているみたいです。
私がよく聞かれるのは、Are you still working for your original sponsor?(=あなたは今でも申請時のスポンサーの元で働いていますか?)
です。私のビザは転勤者用のビザなので、他の会社で働くことを想定されていません。最近会社への不信感が募っていて、一昨日「Yes, unfortunately...」と余計なひと言を付け加えてしまいました。私的には入国管理官は会話を楽しむ相手ではありません。疲れ果てており、本当にうっかりくっついたホンネでございました。
unfortunately?
と聞き返されて初めてハッとしたという…
「あ、いや、この会社で3か国目の外国勤務なので、転職などは考えられません。つ、次の勤務地も概ね決まっていますし」っと、慌てて返すも、なんだかいつもより多めの質問が繰り出されてびっくり。怪しまれた???
ユーロスターだと入国審査が早いから楽だよね…なんて思っていたのですが、私が少々列を滞留させてしまいました。別室行きじゃなくてよかった。
一緒にいた同僚が、本当に外国人への審査は厳しいんだね~
っとなんだか誤解していましたが、疲れて説明するのも面倒でそのままにしてしまいました。
20回ぐらいは入国していると思うけど、こんなに質問されるの初めてだよ…
心臓に悪いので、Registered Traveller Serviceに申し込もうと心に決めたのでした。