外国人観察記録

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鼻持ちならない自信家と機会損失

私は、基本的に自信家が大好きです。
あの人たちは強い!
理論武装が不要で、障壁が低い。


それでも、鼻持ちならない自信家は、存在します。
常に相手が間違えていると思っているタイプです。

双方ともに正解だけれども、現在のアセット、個人・チームの適性などを鑑みて最も効果が高いと思われる方法が、「現時点で」片方の意見に近いけれども、「将来的には」もう片方の意見が最適になる環境を目指したいようなことが多々あります。

また、「過去」には最適であっただろう方法が、「現在」は最適でなくなっているような事象も多々見られます。だからと言って、過去に意思決定を行った人が悪かったことにはならないのです。

自分が正解だと思うことと、相手が間違えていると思うことは、別のことなのです。

そして「相手が間違えている」という点を突き詰める必要はないと思っています。


赴任してからずっと、ある自信家に悩まされております。
「You misunderstood what I said」と書いていないメールはないと思います。

理解できないのは、常に私の方なのです。
私の意見は常に間違っている為、理解を改めるべきなのも、必ず私の方なのです。
どんな自信なんでしょうね?


先日、会議の後、議事録が回覧され、私の質問が正しく表現されていなかったので、修正をかけました。
そして私の質問に対する回答も、理解されうる最適な表現を持って修正されました。

それに対して、いつもの通り「You misunderstood what I said」と返ってきました。
続く内容も私の質問に対する回答ではなく、その方の発言復唱とその意図の補足です。
おかしいですよね?

会議の中で、質問の内容を正しく理解してもらうのに、15分ぐらいかかりました。
「XXの状況下、XXのような対処は物理的に可能か?」というYes/Noで回答できる単純な質問です。
議事録をみて、説明努力の後に、それでも正しく理解されていないことが判明し、がっかりしながら修正をかけました。
文書にすると少しわかりやすかったようで、反発が来ました。
「You misunderstood what I said」です。

その方がおっしゃったことが理解できなかったわけではありません。
私の質問とその回答とは無関係だったのです。

質問とは無関係な回答しか来ません。
なぜなんでしょうね?

こういうやり取りが1年ぐらい続いております。
問題の根源は、この方の盲目的な「自信」にあると想像しています。
自信の対象は「私が間違えている」という点です。
そして、「論破したい」と思っているのか、長文が返ってきます。


これがくると、上司に電話して、「自助的な解決の見込みはないが、あきらめるか?」とお伺いを立てます。

私の方ではあきらめ早く白旗あげてるだけなのですが、上司はどうしたことか、「私は論破したいと思えば徹底的に破壊することが可能だが、相手のメンツを重んじて身をひいている」と勘違いしてくれているので、上司の方でも相手のダメージを鑑みて、暗中に解決策・回答・決済をくれます。機会損失になるからです。機会は、商談、業務改善、プチイノベーションと様々ですが、疑問に思った当人の視点に共感することから始まります。その疑問に「機会」を見出し、規模とROIを評価するのが仕事です。「実行可能か?」は、「疑問」の次のステップです。これをうまくまわせておりません。「疑問」が間違えていると認定され、「回答」が得られないのです。

「長文を書いている時間(=ちいさい投資)」で解決する問題も多々あります。
現時点では需要が小さく「標準化せず、発生の都度対応」と決めるを事もあります。将来需要が増えれば、標準化や自動化をしていく必要がありますが、最初から標準化しなかったことについて責任を問う必要などどこにもありません。

誰かの「意地」の為に、「会議のための会議」「ご機嫌伺い」を行うことは、必要悪とは言えど、「悪癖」以外の何物でもなく、「組織成長の最大の阻害要素」であるという認識を上司と共有しているので、コントロール範囲内においては暗中に「直接解決」することが多く残念です。が、仕方がありませんね。

解決までのスピードとステップが短い柔軟な組織を理想としており、今の世の中に求められている正しいあり方だと思っている為、理想的なフローでなくとも、実質的な成功体験を積むことを優先しています。

但し、これも考え方が同じでない相手の方が間違えているのとは別の話なので、結局のところ、自分にできることを粛々と執行していく以外に方法はないのでした。

ぐちで申し訳ないです。共感してくれる人がいたらいいな~っと思い、書いてみました。
でもあれだな、こういう人にぶち当たる確率はかなり低く、「姿勢系」は被害は甚大なれど、範囲も度合いも評価不可能だし、ブラックスワンかもですね。


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部下の失敗はとりあえず笑っとけ!


部下が失敗を報告してきたらどうしていますか?
私は取り敢えず、笑うようにしています。微笑むのではなく、爆笑の方です。形式的に「何かできる事はありますか?」と聞いてみますが、基本的にリカバリーは当人の自主性に任せています。

そうやって「コケる&起き上がる」の経験を積む機会がちょいちょいあった方が、逆に安心です。

挫折を知らない自信家が最も危なっかしく、心配の種です。
それでも、基本的に放置するよう努力しています。

自信家というのは凄くて、綱渡りに見える道を盲目的に渡れちゃったりするんですね。渡っている途中は、本人に黙って周囲にセーフティーネットを張ってもらいます。

渡ったのを見終えてから、どんなにすごい事を達成したか、解説する(=褒める)様にしています。もし落ちちゃったら、周囲がサポートしてくれますから、私は爆笑する係です。「うーっ」と痛そうな顔の場合もありますが、本人だけが痛い思いをしているけれど、責任は感じなくて良い事が伝われば十分です。本人の自信は減っちゃいますけれど、かわりにチームワークのありがたさを感じてくれたらと期待しています。


見ているだけってもどかしいのですが、元上司曰く「上司はサービス業です。失敗も含む様々な経験と得られるスキルを部下へ提供できる様になりましょう!」だそうです。

私は未だに、見えているのが「手詰まりになる」場合だけは、非常出口を予め教えてしまいます。興醒めなので、我慢できるようになりたいものです。

難しいのは周囲に応援ムードを作る事だったりします。自信家は嫌われたりしますからね〜。割と効果的なんじゃないかと思うのは、チームの年齢層をバラつかせる事です。


小さい会社なので、派閥はないですけれど、(私は生え抜きなのですが)育ったラインによって文化が違う部分はあります。私自身が放牧されて育ったので、先輩方のバタリー式になかなか順応できません。社畜もいろいろです。

直属上司もそのまた上司も放牧式なので私個人は難を逃れていますが、大陸側で✖️印を付けられて、業務担当から外されるスタッフがとても気の毒です。

失敗をしない人間なんていないのに。


のろのろとランチ5/5: ポルトガル人とイギリス人

※勤め先の近くにはランチをとるところが1箇所しかなく、周辺の会社員が集結し、相席になります。

とある金曜日のポルトガル人(以下、ポ)とイギリス人(以下、イ)と私。

ビール

ポ: ようやく、金曜日だね。

私: うん。ようやく、金曜日、嬉しい〜。

ポ: ここの人達って、週末の予定、必ず聞くよね。ポルトガルでも聞く事あるけど、ここ程じゃないんだよね。

私: うん、必ず聞くね〜。なんだか、週末に予定が入っていないと、いけないんじゃないか?って気がしてくるよね。「家でごろごろ」は連続で使えないっていうか、そんな感じ。

ポ: うんうん。「週末=素晴らしい事が待っていなければならない」という見えない重圧を週末にまでかけないで欲しい。正直、毎週末ごろごろしたいよね〜。

私: それ共感。私なんて、毎週末ごろごろしてたら、11kg太ったから、痩せるまでごろごろ禁止なんだよね〜。

ポ: それで最近やたら活動的なんだ!私は、毎週末ごろごろでいくよ。


イギリス人登場


イ: ご機嫌いかが〜?週末の予定は?

ポ: まだ決めてない。(私に向かってウィンク)

私: !!!!


(恐らくですが)イギリス人的には、天気の話と同等に唯の挨拶なんじゃないかと...

外国人にはその辺わからないので、真面目に受け取って、プレッシャーに感じると、「ポ」以外からもちょいちょい聞きます。プレッシャーを感じなくなった時、それが現地化の終着点かもしれません。




写真は、ドイツビールでございます。
欧州勢の中でも最もタフであると思われるドイツ勢、全くついていけておりません。
眠いです。

のろのろとランチ4/5: スペイン人とオランダ人

関連記事:
のろのろとランチ1/5: ポーランド人とイギリス人
のろのろとランチ2/5: ブルガリア人とイギリス人
のろのろとランチ3/5: フランス人

※勤め先の近くにはランチをとるところが1箇所しかなく、周辺の会社員が集結し、相席になります。

ため息橋


とある木曜日のスペイン人(以下、ス)とオランダ人(以下、オ)と私。

ス: ラテンアメリカ系の観光客ってさ、スマホのビデオで360度撮影するでしょう?ビデオオンにして自分を一回転させる奴、本当に嫌だよね。こっちは疲れ切った顔なのに、知らない人のビデオに写っちゃって、ネットとかにあげられたら嫌なんだけど。

私: あぁ〜。High StreetとCorn Market Streetの交差点でよくやってるよね〜。しかし、ラテンアメリカってよくわかるね。確かに言われてみれば「スペイン系」が多い気がするけど、私には「北欧系」か「スペイン系」か「その他」ぐらいしかわかんないよ。

ス: そっか〜。私に「中国系」「インド系」「アラブ系」ぐらいしか見分けつかないのと同じだよね〜。ラテンアメリカって、スペイン語の発音がかなり違うんだよね。

オ: 私には、アジア系も、ラテン系もわかんない。同邦人でも、ショッキングオレンジのピタピタパンツ👖履いてないと見分けつかない。

ス: オレンジ色のピタピタパンツ👖???

私: え?サッカーのユニフォームじゃなくて?

オ: そうそう、あの色!オランダ人はあの色好きで、身につけている人多いよね。お出かけ着っていうか、そんな感じ?

私: 絶句。

ス: 絶句。


上記、オランダ人の話は全くアテになりません。オレンジ色の観光客は覚えがありません。そうは言っても以降、要注目です。

のろのろとランチ3/5: フランス人

関連記事:
のろのろとランチ1/5: ポーランド人とイギリス人
のろのろとランチ2/5: ブルガリア人とイギリス人

※勤め先の近くにはランチをとるところが1箇所しかなく、周辺の会社員が集結し、相席になります。


とある水曜日のフランス人(以下、フ)と私。


フ: ねぇ、のろのろって、電話に出る事ある?

私: 誰もいなければ、出る。でも、ネィティブ、早口で怖い。

フ: うん、今日までは、ネィティブが最も苦手だったんだけど、今朝それをはるかに越える恐ろしい国があったよ。「$@^>€*%%#」だよ!

私: ん?何処?

フ: 「$@^>€*%%#」(←言えてない?)

私: ごめん、それどの辺?

フ: ね。わからないでしょ?UKの顧客じゃない時は、担当国の連絡先を教えることになっているんだけど、何処かわかんなくて、「それ何処ですか?」って聞いたら、すっごい怒っちゃって。「なんで我が国を知らないんだ!」みたいなね。フランス語の「ブルゴーニュ」が英語で「バーガンディー」って言うみたいに、英語がわかんないだけだったら、のろのろ知ってるかもって思ったんだけど。

私: うー。知らない。その国、有名じゃないし、日本人の私にもわかんないって事は、東アジア系じゃないんだろうね。「マドラス」→「チェンナイ」みたいに植民地支配時代の名前をよりローカルな呼び方に戻しました系かもよ。

フ: 学校で習わない国だよ。歴史でも地理でも出てこないという事は、フランスの元植民地でもないんだろうし、テレビに出てくる有名な場所でもないんだろうね。「最近独立しました!」パターンとか?ロシアから分離した国々は、学校でてから新設されているから、私はイマイチついていけてない。

私: あー。私もついていけてない!個人的にはアフリカに疎いんだけど、フランスは確かアフリカに強かったんだよね?その辺でもないんだろうね。それか「ジョングオ」→「チャイナ」パターンに戻って、相手が自国の英語名を言ってない可能性もゼロじゃないよね。

フ: 「バンコク」→「名前長すぎて略称です」パターンは?ふざけすぎ?

私: いや、面白い。で、どうしたの?

フ: ウェブサイトに入ってもらって、海外コンタクトリストを開いてもらったんだけど、その国、書いてなかったっぽい。それで更に猛烈に怒っちゃったんだよね。

私: な〜!そういうのって、すべての国が書いているわけではないからね〜。「その他」だね。

フ: そうなの。その他は、全てフランス本社なんだけど、この人がフランスに電話しても、また同じ事が起きるよね。普通のフランス人「$@^>€*%%#」知らないと思うもん。メールをオススメしておいたんだけど、きっと電話するよね。

私: UKに電話する人は、フランスにも電話しそうだね。電話好きな人いるよね〜。ウチにかかってくる外国人は、圧倒的にインド人と中東系だね。

フ: インド人!確かにそうだよね〜。そして、英語がわかんないの。インド近辺かな「$@^>€*%%#」。怖かったな〜。怒ってたな〜。「$@^>€*%%#」人。(←気に入っているのか、連呼していました。)