中国茶を嗜む

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中国茶、鉄観音

「鉄観音」は、日本でも知っている人をお見かけします。日本人が中国でお茶を買って帰る時、人気No.1は杭州の龍井茶(緑茶)みたいですね。もしくは中国人がお土産に準備するお茶No.1です。安渓の鉄観音(青茶)は、No.2に入れるのか?わかりませんが、認知度は高めだと思います。


鉄観音、包装


鉄観音、包装

鉄観音はたいていの場合、減圧封緘されています。袋は、500G、250Gの大きいものもありますが、上の写真は、1回分の小包装です。お茶屋のおばちゃんのおススメで一袋8Gです。私は鉄観音を飲みすぎると夜眠れなくなるので、一回につき半分使います。

コーヒーはいくら飲んでもぐーすか寝るのですが、何故かお茶には眠れなくなります。


鉄観音、抽出前、干茶


鉄観音、干茶

これが8Gです。
お茶請けのピスタチオと共に写すと結構な量であることがわかりますよね。
お湯を注ぐと広がって嵩張るので、中国工夫茶用の小さめの急須では、お湯が入らなくなります…

磁器の蓋碗でいれるといいらしいです。青茶なので半発酵の区分に入るのですが、割とフレッシュな緑色を残しているお茶です。


鉄観音、水色、茶湯


鉄観音、水色

100度のお湯で、1-3分なんて書いていますが、(私は)3分もつけておくと間違いなく眠れなくなります。それに渋みも出始めます。基本的にあっさりと爽やかなお茶なので、私は青臭さを楽しんでいます。あっさりとしていて、色が薄くても、味はしっかり出るので、つけすぎて渋みがでちゃうとちょっと残念です。抽出はせいぜい30秒ぐらいにしています。

大体5~6回ぐらい抽出できます。


鉄観音、抽出後、葉底


鉄観音、葉底

しわしわを伸ばしていたら、いくつか葉を破れてしまったので、諦めてしわしわのまま写しました。
明るい緑色~くすんだ緑色までバラエティーに富んでいます。

長さは5cmでした。

中国茶、まだまだありますが、次回は多分、タイ?、インド?、ドイツ?のレモングラス茶です。

中国茶、大紅袍

前回の「小青柑」で大失敗して、普通のお茶が飲みたかったのろのろです。普通のお茶ってなんだ?って感じですが、私にとってほっとするのは、青茶、烏龍系です。


武夷山の岩味


大紅袍、袋
お茶屋さんのおばちゃんは、福建省の出身で、彼女の好物がこの大紅袍です。大小さまざま、大紅袍の専用袋を準備しています。福建省の武夷山のお茶は、岩盤に張り付いて生えているらしく、そのお茶も岩味がします。

私は最初は好きじゃなかったのですが、買いに行くたびにおばちゃんが飲ませてくれるのと、お土産に小包装を10袋ぐらいくれていたので、飲みなれて大好きになりました。
※今回は大紅袍を購入したので、お土産は「野生紅茶」でした。野生って…

武夷山のお茶は、今回の大紅袍のような半発酵の青茶の他、全発酵の紅茶もあります。紅茶の中で一番高額だとされる「金駿眉」、「銀駿眉」や、かつては竜眼でいぶしていたといわれる「正山小種」(ラプサンスーチョン)などです。どれも独特の岩味がします。私は岩味はさほど好きではないので、「坦洋工夫」のファンです。どれもおいしいですけれどね。


大紅袍、抽出前、干茶


大紅袍、抽出前
なんだか黒いです。折角だから、他の青茶と比べてみました。

青茶干茶比較
左が「人参烏龍」で人参をまぶしているので本来の葉の色は見えません。真ん中が今回の「大紅袍」です。そして右側が「鉄観音」。同じ青茶でもこんなに違うんですね。見た目と味は関係ないですけれど、勝手な想像では、黒い方が発酵度が高そうです。


大紅袍、水色、茶湯


大紅袍、水色
ん。んまい。
水色はほんのり橙色がさしています。鉄観音はもっと黄色い感じです。
半発酵の青茶といっても、清香系の鉄観音と、岩茶では味が全然違います。同じチャノキのはずなのに、面白いです。それから、鉄観音は「蓋碗」で飲みますが、大紅袍は「紫砂壷」を育てている人がいますね。

私は何でも↓(再掲)ですが…
手抜きな茶道

兎も角も、サントリーの烏龍茶は、どちらかと言えばこちらに近いと思いますが、近いだけで違う味です。ラベルに福建省って書いていますよね。福建のお茶はいろいろ飲んでいますが、同じものがまだ見つかっていません。というか、サントリーの烏龍茶の味を忘れつつあるので、次回帰国時、温めて飲んでみます。


大紅袍、抽出後、葉底


大紅袍、葉底
これ、よれよれで、開くのが大変でした。
葉の長さは5cmです。初めて気づいたのですが、右側の葉っぱの様に先っぽをちぎって、葉の中に穴をあけているものの方が多かったです。完全な葉っぱを探すのが大変でした。

次回は、久しぶりに蓋碗で飲んでみますかね。

★中国茶、小青柑

前回の黒クコ茶に引き続き、今回も初挑戦モノ!「小青柑」です。開けてみたら陳皮プーアルに似ている感じでした。でも、飲んでみたらかなり違います…



「小青柑」と「陳皮プーアル」の違い


私のイマイチな中国語読解力で理解を試みた範囲では、二つの違いは下記のようなもの


「小青柑」の外側の蜜柑は熟れる前の青いもので、「陳皮プーアル」の外側の蜜柑は熟れたものを干して時間が経ったもの。
陳皮と小青柑の皮
↑左が陳皮で、右が小青柑の皮です。


中のお茶は、「小青柑」も「陳皮プーアル」も、経過年数2-3年のプーアル熟茶。


「小青柑」の抽出は1回まで、「陳皮プーアル」は何度も抽出できる。


「小青柑」は若い蜜柑の爽やかな苦みとプーアル熟茶の醇厚さが相まって、とてもさわやか。「陈皮プーアル」は熟れた蜜柑の甘みで芳醇。「陈皮プーアル」の方がプーアル熟茶の味わいがわかりやすい。


「小青柑」は、まるっとそのまま盖碗(湯呑み型の急須)、もしくは紫砂壷にていれる。「陳皮プーアル」は、丸ごと使う際は、大きめのティーポット(ガラス製とか)でいれる。※どちらも少しずつ崩して飲んでもよい。


へぇ~。
陳皮プーアルは、得意じゃないので、プーアル(熟茶)と陳皮を別々に買って、サブの味を自分で調整する派です。個人的には、菊と合わせて飲むことが多いです。薔薇や檸檬でもいけます。



小青柑、抽出前、干茶


小青柑、抽出前

袋を開いてびっくり。そうだよね。名前から想像できてしかるべき形状のお茶でした。
Googleしてみると、盖碗でいれていたので、私はこんな感じにアレンジ↓

急須にて


あぁ、この色、絶対に「熟茶」じゃないな…
あ、よく見ると、老白茶って書いているね。汗。
(3年以上経過した白茶は「老」がつきます)


んぎゃ~、苦い!
色が薄くても、しっかり苦みが出ていました。
一人であたふたしました。


未開封の塊の重さを量ったら、21Gありましたので、次回はあらかじめ崩して、3分の1ずつ飲み進めることにします。大失敗。



小青柑、水色、茶湯


小青柑、水色

ま、今回分量が大失敗なので、あれですが、この色でも味は強いです。てか、色を出すとめちゃ渋いです。
蜜柑というより、ゆずみたいな苦みがあり、後味が尾を引きます。
激甘プリンを買いに行きました。


それから、カフェインが強いのか、目がさえて眠れなくなりました。
朝5時ぐらいになって、ようやく眠れました。
おそろしい~。


ここまできてから、日本語の記事をウェブ検索してみたのですが、とあるお洒落女子のレポートでは、丸ごと盖碗でいれたものが「爽やかでおいしい」とのことです。
(まじっすか…)



小青柑、抽出後、葉底


小青柑、抽出後

爆笑!
お茶の葉、ほとんど出てきていなくて、「渋い蜜柑の皮茶」の様なものを飲んでいたのか?
って感じです。


それから、飲み切れないで放置していたら、水色が緑~黒緑色に変わっていきました。中国茶にはよくあるパターンです。



とりあえず、好奇心から、剥いてみました。
小青柑、葉底

↑は、元の量の半分弱です。(器が小さくて盛れなかった)



ありゃ~、お湯が浸透していなかった模様です。
茶葉を少々とって、ちぎって小さくした皮を添えて、再度抽出してみましたところ、大分マシになりましたが、やっぱり後味強め。
1回3分の1どころか、6分の1でも私には強いかも?


小青柑、葉底2

くしゃくしゃで折れるし、浮くので、ピスタチオで抑えていますが、両方とも葉の大きさは7cmです。


う~。
将来的にはまた再挑戦してみようと思いますが、しばらくの間は、岩茶とか、鉄観音とか、紅茶とか、ふつーのお茶を飲むことにします。


中国茶、普洱芽苞

中国茶に出会って、最も驚いたのは、お茶の葉って、毛がもしゃもしゃ生えているという事です!このお茶が私が知る限り最も毛深いお茶です。


プーアル用? 中国の茶筒


プーアル用?茶筒
中国の茶筒にも日本風の細長いモノや、イギリス風の四角の缶などいろいろあります。このぽっちゃりしたものは、息をするといわれるプーアル用のものだと理解しています。

私は餅をほじほじしたものではなく、芽苞保管に使っています。


普洱芽苞、抽出前、干茶


プーアル芽苞、年の違い
抽出前の普洱芽苞ですが、平べったい器(=湯呑み)に入っているのが今年(2016年)のものですが、茶筒に入っているものや餅型のものより小っちゃいですよね。正直もう少し大きいものの方がおいしいかも。

別の年のものは、できた年にはお湯を注いだだけでとてもさわやかな何とも言えないフルーティーな香りが立ち上がりましたが、今年のは嗅がないとダメでした。味はちゃんとつきましたけれど、ちょっとがっかり。年をとるとおいしくなるタイプかもしれません。

茶筒に入っているものと、餅型は既に数年経過していますから、参加して葉の表が黒くなったものがちらちら見えますよね。買ったばっかりの時は真っ白だったんです。おもしろい。


普洱芽苞、水色、茶湯


プーアル芽苞、水色
水色はごく薄い黄色です。2~3杯目はもっと濃くなりますが、左程強い色にはなりません。4杯ぐらいは飲めるそうですが、残念ながら一人でそんなにがぶがぶは飲めません。

ついでに、いつものピスタチオで葉っぱの大きさ確認です。右のペアが2011年、真ん中が2016年、左は2016年の白牡丹(別の白茶)です。どれも同じチャノキのはずなのですが、プーアルは野生の古木だからか、完全に「芽」だからか、白牡丹のティッピーとは見た目が全然違いますよね。リタイアしたら庭にチャノキを植えて成長を観察してみたいものです。


普洱芽苞、抽出後、葉底


プーアル芽苞、葉底
上記と同じ順で、抽出後の葉っぱです。
サイドの2種は開いていますが、今年の普洱芽苞は全然開いている感じがしませんね。香りもこの辺りの違いが反映しているのでしょうか?

今回、違いを引き立たせる為に並べてみた白牡丹(左)は、針状の葉っぱが開いて、再度乾燥したら産毛が復活していました。抽出前の袋は開封した瞬間、ぐり茶みたいな不思議な香りがしました。このお茶も面白そうです。

中国茶、人参烏龍茶

母が最も好きな中国茶は、この「人参烏龍茶」です。今回は500Gパックを4つ購入して、実家に上納しておきました。


人参烏龍茶、小包装


小包装

人参烏龍茶は、半発酵の青茶です。緑茶などよりは長期保管に向いているとされていますが、酸化しないように減圧封緘されている事が多い事から、やはり新鮮なうちに飲んだ方がいいものなんだと思います。私が行くところは量り売りで包装サイズも指定できるので、このお茶に関しては1包8gでお願いしています。でも一人で飲むなら5gぐらいがちょうどいいかも。


人参烏龍茶、抽出前、干茶


人参烏龍茶、抽出前

手で揉み揉みした後、人参をまぶしています。漢方の人参らしいですけど、甘草みたいに甘いです。何かのフンみたい…っと言って、顰蹙を買っている、ダメ茶人が言うのもなんですが、甘くて爽やかで、かなり美味しいお茶です。


人参烏龍茶、水色、茶湯


人参烏龍茶、水色

サントリーの烏龍茶、色が濃いですよね。私が飲む烏龍茶って概ね写真の様な薄い黄色〜ほんのり茶色(オレンジ)までです。「福建省のお茶」を謳っているみたいですが、福建省の青茶であんな色なのは武夷山の岩茶系なのかな?でも大红包の岩味ともちょっと違うし、今度真面目に飲んでみます。

私が好きなのは同じ福建省でも安渓の清香系です。この烏龍もその辺りに近いのかな。


人参烏龍茶、抽出後、葉底


人参烏龍茶、抽出後

最後の最後に気付いたんですけど、大きさがわかりにくいので、お茶受けにポリポリしていたピスタチオを置いてみました。大きい方が5センチくらいでしたので、紅茶で言うところのオレンジペコーな感じでしょうか?

お茶屋のおばちゃん曰く、6回ぐらいは抽出後できるとの事ですが。帰宅後そんなに飲めません。私はせいぜい2〜3回ぐらいです。上の葉っぱは撮影用にしばらく湯の中に放置して開くのを待ちました。(反則?)

次は何を飲もうかな〜〜♪


余談、宜兴(江蘇省)の紫砂のお茶セット


お茶にハマっていた頃は、これらを写真に撮って誰かに紹介するという発想がなかった為、普段使っている茶具には底が白いものがなく、水色がわかりにくいです。流石にコーヒーカップでは雰囲気出ないので、押入れから掘り出しました。残念ながら内側が白いのはこのセットだけでした。

茶棚

どうでしょう?
お茶好きっぽいですか?

雛壇に漆塗りのミニチュア茶棚あったと思います。父が数年に1度飾っているのですが、次回ちゃんと配置等を観察してみますね。道具は他にもあるのですが、サイズが棚にフィットしないので、おマヌケながらこんな飾り方しかできません。しかも白い背景がなくて床に置いて撮影しました。あはは。

宜兴(江蘇省)の紫砂のお茶セットです。少しずつお茶を吸っていきますから、急須を育てるのに最適で、中国では結構人気があります。材料の紫砂を掘り尽くしてしまって、もう本物の宜兴産の新品は存在しないとか、高額とかいろいろ言われますが、急須を育てるのに、他の人が違うお茶を育てた後の骨董では厳しいですよね。

日本では景徳鎮(江西省)が有名ですが、つるっとした青白磁で、いわゆるチャイナってやつです。これは育てないタイプですね。両親が伊万里焼(有田焼?)ばっかり買ってくるので似た様なものはイマイチ欲しくならず、持っていません。(←違いがわからないともいう)

そんな人もいたっていいですよね。