駐在員の給与:制度②人事じゃない部署が作成したInterim期間

駐在員の給与:制度②人事じゃない部署が作成したInterim期間

私は、前人事部長方式、interim期間、現人事部長方式の3つの給与計算方式を経験しています。本日は2つ目の駐在員制度についてです。

元駐在員が修正したinterim期間の駐在員規定


関連記事:駐在員の給与:制度①人事部長がブラック

前述のブラック人事部長が退職されてから、速やかにinterim期間の駐在員規定が手配されました。基本的な骨格は変わらないものの、多くの細則が設けられ、新たな手当や福利が追加されました。

独身の私もそうですが、とくに家族を連れて駐在しやすい環境が強化されました。


追加された細則例


駐在員休暇制度・ホームリーブの改定
サポートが少なかったので、帰国休暇を本社出張の「ついで」に取る人が多く、本社出張の機会の少ない駐在員は自腹で休暇をとったりしていましたが、制度として定められたことで、休みがとりやすくなりました。
子女学費サポートの改定
サポートはあるものの明確な定めがなく、都度相談で、駐在員本人の交渉力が問われていた部分がありました。
家族帯同時のサポートの改定
これは、独身なのでよく知りませんが、家族を連れて行きやすくなったみたいです。
単身赴任時のサポートの改定
これも、独身への影響は、外国給与と内国給与の振り分けに自由度が与えられたぐらいでした。内国給与のサポートが増えたとか、増えないとか。
本社での昇給・昇格の改定
(これは他の会社でも)帰国時に昇進してもどる方が多いのではないかとも思われますが、会社の都合で何年も海外に出ており、実際の職務内容も上位職に相当しているのに、本社に戻るまで昇級試験を受ける仕組み存在しなかったのですが、任地にいながら本社社員と同等に昇給・昇格の試験を受験する仕組みができました。
現地での生活レベルの補償
購買力補償方式のプロトタイプのようなものです。欧州で貧乏生活をしていた駐在員が普通の生活を送れるようになったりしました。
インドでは、インド人水準の生活を強いられるので、誰も行きたがらなかったのですが、住居や配車など点で「できるだけ日本に近い生活が送れるような」配慮が加えられました。(※前の人事部長は本当にブラックでした。)
(インド)ハードシップ手当、買い出し休暇制、物資送付制度
これは、インドに赴任してからも少しずつ強化されていきました。特定の国での生活は先進国で生まれ育った社員には耐えがたいものであるということが理解され始めました。
その他
→図書送付制度や細々としたことが改善されたのですが、あまり覚えておりません。

歴史的に多くの駐在員を派遣している大企業の駐在員の皆さんは、会社での待遇の話を社外ではしないらしいですが、小さい会社は、どこも暗中模索で、お互いにどうしているかの情報交換をしたりしていました。現地の労務や法規などの情報交換よりは少ないとは思いますが、エージェントさんってあたりが悪いと他人事ですからね。上記、何かリマインダーにでもなれば幸いです。


中国→インドで給料が下がるところだった…


前の人事部長の元、あまりに多くのことが制度化されておらず、水面下の交渉が多かったのですが、日本から中国に出たときの交渉内容は以下の様なものでした。

私の場合は、退職届を出したことがきっかけで決まった海外赴任でしたので、当方に交渉する気がなく、退職の意思を固持するだけで条件が大きく改善されました。

転職先から提示された新給与に極力合わせた形で給与が決定されました。それでも、転職した方がましな条件でしたが、物価の安い新興国への移動により可処分所得の増加を理由に最終的に説得された形です。

海外赴任なのに、転職先から提示された金額に匹敵できないオファーだったのですが、それでも多少の下駄をはいておりました。この交渉内容が引き継がれておらず、インド赴任にあたって上記のアレンジメントがキャンセルされてしまい、5年前よりも低い手取り額が提示されたのです。


あきれました…
転職していれば、5年間昇給があったでしょうから、対外的な人材としての価値が成長していたでしょう。転職しなかったことを大きく後悔いたしました。

インドにはハードシップ手当というものが存在し、手取り総額は増えて見えていたので、気づかなかったらしいです。ハードシップ手当を除くと、年収が50万円ダウンって…泣けてきます。
5年前の他社からの日本国内給与提示額よりも50万円低い給与で、インドで働くなんて、ばかばかしくてやってられません。退職届だしますよね。普通。

こちらとしては、議論の余地はなかったので、会社の方で何とかしてくれました。
これをクレーマー扱いされるのは、いかがなものかと、引っかかっています。
私の能力に需要がなく、「特別扱い」という枠にいれて対応しているのであれば、ただのミスマッチだし、やめさせてくれればよかったのに…といつも思います。


なんというか、世の中には、自分の価値を高く買ってくれる会社や大事にしてくれる人がいるんですよね。
大事にしてくれない人や会社と共に無理やり日々を過ごすより、よっぽど幸せですよね。


私の人材タイプ


ちなみに、人材タイプは、ジェネラリストです。

カバー範囲は;
「本業専攻・修士」「英語」「中国語」「サプライチェーン管理」「CS、セールス、マーケティング」「海外組織管理業務」「プロジェクト管理業務」

私の場合、何かがすごく凄く抜きんでてできるわけではないので、勤め先の人事部的には大して価値がないのだと思います。スペシャリストは目立ちますからね。でも上司的にはカバー範囲が広い方が便利に使えていいのだと思います。だから、人事と上司の温度差が大きいです。

今のところ転職は考えていませんが、よその会社でも通用する能力は身に着けないといけないないう危機感を失わないように心掛けています。(リタイアできるようになるまでは…)

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