多読の良いところ、悪いところ3

多読の良いところ、悪いところ3

1では目で追う事への慣れ、2では心構えについて書きました。今回は、才能と努力について。


多読の良い点3


多読のいいところって、全く別の分野の手法や概念を自分野に展開する「素」がたくさんあることだと思うんです。単に他業種の成功例を自業種に展開してみるとかだけじゃなくて、孫子をビジネスに例えてみたり、科学の法則が顧客の動きに似ていたり、相場の格言なんて仕事にも生き方にもいろんなところに展開できちゃうし(師匠にしか通じないけど)。

私みたいにきらめく才能のない「直観力」の優れない人間でも、なんとかやっていけるのはこの展開力を駆使しているからであって、「よく勉強している」と言われる努力家タイプに写ることもあるようですが、ただ読書が趣味だっただけだったりします。

とてもお得です。


多読の悪い点3


上海時代の上司が、直観力というか、野生の感というか、とても才能きらめく最高にアートな(というか勝負師?)ビジネスパーソンだったのですが、沢山読んじゃうとこういう力は磨かれませんね。

同じ結論にたどりつくのに私の方が時間がかかります。多面的に検証して、最悪シナリオを想定して、念のためこけ方を考えて、ってボチボチやっているのが悲しくなります。それに小賢しい感じがします。

目的の場所に到達する最短ルートは一つだけなので、他の道は見えない方がいいかもしれません。

私はあきらめているのでいいのですが、上海時代の部下には考え方のコーチングしてしまったがために、才能きらめいていた部下を凡庸かつ無難な思考にはめ込んじゃったかもしれません。後から大いに反省してインド、イギリスではできるだけコーチングを少なくして、質問に徹しています。

また、物事の成功には、信念や勢いの方が大事だったりする場面も多々あるので、読書家より自信家の方が成功しやすいと思います。凡庸だから沢山読んで努力をしなければならないわけで、自信のなさを理論武装で補う必要のない人には、そのままきらめいていただかないとなりません。

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