映画、「バニラ・スカイ」感想+ネタバレ追記

映画、「バニラ・スカイ」感想+ネタバレ追記

キャメロン・ディアスとペネロペ・クルスが共演した別のスリラー映画へハシゴです。主人公がトム・クルーズのこれまた豪華キャストです。明るい男トム・クルーズのイメージが崩れるかもしれません。ある意味イケメンを捨てた演技も見所です。そしてストーリーもキャストに負けていません。おそらく全く知らない役者さんたちでも同じように観はまっただろうとおもいます。

基本情報


邦題 バニラ・スカイ
原題 Vanilla Sky
タイプ スリラー 
公開年 2001-12-10
監督
キャメロン・クロウ
原作者

出演者
トム・クルーズ, キャメロン・ディアス, ペネロペ・クルス
公式サイトURL
おすすめ度 5 (1~5点)

ストーリー


ウィキペディアより引用;
殺人容疑で逮捕された仮面の男・デイヴィッドと、精神分析医マッケイブの取り調べ室での会話を軸に、ストーリーは進む。
出版界の王様と言われていたデイヴィッドの父・デイヴィッド シニアが交通事故で死亡し、父の経営する大手出版社の株式51%を引き継いだ、富豪で若き実力者でプレイボーイのデヴィッドは、自分の誕生日パーティーで親友・ブライアンの恋人のソフィアに一目惚れしてしまう。それに気付いたデイヴィッドのセックスフレンド・ジュリーは、嫉妬のあまり彼と共に自動車事故による無理心中を図ろうとするが未遂に終わった。
運転していたジェリーは死亡、助手席にいたデヴィッドも重体であった。3週間の昏睡状態から目覚めると、事故のせいでハンサムな彼の顔は見るも無惨なものになってしまった……。この事故を契機にデヴィッドの部下の7人の老いた重役達は、会社を乗っ取ろうと策略するが、醜くなった顔のせいで、デヴィッドの性格も段々と歪んでいく……。

感想


兎にも角にもストーリーが秀逸です。交通事故の前と後で、外見(=顔)が大きく変わってしまったのですが、この事故が原因で内面もまた破壊的に大きく変化します。

ある事柄が一つの結果を生み、その結果が原因に転じて次の結果を生み…と連なりながら話が進む中で、この内面の変遷と外部環境の変化が連動しています。

観ている方としては、「そっちへ行ってはいけない感」を感じながら、ずぶずぶと深入りし、袋小路にはまっていく主人公を無力感と共に鑑賞するしかありませんでした。


この映画のとても凄いと思うところは、観る人によってかなり解釈が異なり、さらに自分の解釈を披露したい人が多かった点です。映画好きにも、語りたがる人とそうでない人がいますが、普段は自らの解釈を披露したりしない人達までが、ああでもない、こうでもないと、意見交換をしているのを見て驚いたことを、映画の内容よりもよく覚えています。(飽くまで私の周囲ですが…)

「話題作」って、こういう事なんじゃないかな?




本作、「隠居したらもう一度みたい作品」としたのですが、あまりに記憶がおぼろげで5点に自信がなかったので、再度鑑賞してみました。5点は、このままでいいということになり、「隠居を待たずにみなおした」というラベルに振り替えました。

また忘れてしまわないように備忘録です。


お金持ちのデービッド(トム)は、自分に惚れ込んでいるジュリアナ(キャメロン)との関係をカジュアルなものと位置付けていた。自分の誕生会で親友が連れてきたソフィア(ペネロペ)と運命的な出会いをはたし、意気投合。一晩しゃべり倒す。

翌朝、嫉妬に狂ったジュリアナ(キャメロン)の車にうっかり乗ってしまい、心中事故の道連れにされるが、生き残る。生き残ったものの、右の方と顔が壊滅的な傷が残るうえ、慢性的かつ強烈な頭痛を抱え、薬をもってしても理論的思考がなせない状況に陥る。この強烈な頭痛の部分が、明晰夢(Lucid Dream)を悪夢化させる原因なのかもしれない。


兎も角も、どうしようもない頭痛と顔を抱えながらも、なんとか相続した会社を7人の小人(役員)から守るための戦いつづけ、そしてある日、ソフィア(ペネロペ)に会いに行く。ところが嫌な奴になったデビッド(トム)に親友もソフィアも背中を向ける…


それで、大分落ち込んだデビッドは、Life Extension社の冷凍休眠+Lucid Dream(明晰夢)サービスに申し込んでしまう。そして間もなく、薬の飲みすぎで死んでしまい、明晰夢サービスが開始する。

デービッドが申し込んだ、シナリオでは、親友とソフィアと決裂した翌日から明晰夢が始まる。このサービスは、自らが死亡したことを始め、都合の悪いことは全て忘れてしまえる。そして自分の意識で好きな夢を選択的に観ることができる。

但し、潜在意識からの影響は免れず、夢がほころび始める。最初の空の街のシーンからしてそうだった。残りの部分はほぼ、都合の良い夢と、潜在意識が見せる悪夢が入り混じっている。

いい方の夢が、整形で顔が戻ったり、ソフィーと関係を築いたり、親友と仲直りしたり。
悪い夢の方が、逮捕されたり、人を殺してしまったり。

で、結局、悪夢の方が勝って、150年後のオアシスプロジェクト(旧・Life Extension社)のテクニカルサポートが現れる。と言っても、このテクニカルサポートちょいちょい現れている…

最終的に全部を説明してもらって、True moment of choice、すなわち現実世界に戻るか(=高所恐怖症だけど高層ビルから飛び降りる)、もしくは夢を見続けるかを選択することになる。

そこにヒロイン、ソフィアが現れる。そして、デービッドは、彼女が初めて会った時に言った「Every passing minute is another chance to turn it over around.」という言葉に背中を押され、飛び降りる。


What is the happiness for youとか、wake up、open your eyesとか繰り返し出てくるフレーズが気になるので、薄々この世界はなんだか変だぞっと思うのですが、分析医が登場することで、単なる心神喪失中のデービッドの白昼夢なんじゃないかと思っちゃうところがトリッキー。


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